木軸ペンが浸透するきっかけとなったのは、まさにパイロットのS20です。
このペンが登場するまでは、ペンといえば主流はプラスチックや金属製で、木軸ペンは一般的ではなく、聞いたこともない人がほとんどだったでしょう。
しかし、S20の革新的なデザインと新しい感覚が、木軸ペンを一躍注目の的とさせました。
前回の記事は見てくれましたか?
まだ見ていないという方は、まずはその記事を見てから戻ってきてくださいね。
デザインの新境地
パイロットS20の最大の特徴は、その洗練されたデザインにあります。
木軸ペンというと、従来は地味で堅苦しいイメージがありましたが、S20はそんな常識を覆してきました。上質な木材を使用し、繊細な磨き上げが施されています。手に持つだけで、その高級感と使い心地の良さが伝わってくるんです。
ペンの中心が少し膨らんでいて、握る部分は細くなっているので、ユーザーの使いやすさをとても理解した設計になっています。さすがパイロットさんですね!
木軸ペンの特徴
S20(木軸ペン)の特徴は、使えば使うほど自分の手にフィットしていく点です。
どういうことかと言いますと、木なので、手汗を吸収したり、握り方によってほんの少しですが形も変化します。
このように、S20を初めとする木軸ペンは「ペンを育てていく」という感覚を知ることが出来ますし、ずっと使っていると愛着がわいてきます。
S20(木軸ペン)の話しはこちらでも少し出ています。
ほんとに少しの変化なので、絶対気づきませんが、他の人が使っているのを借りてみてください。なんか違和感があるはずです。
使ってみての感想
私はS20を実際に使っていたので、その感想をお伝えします。
まず、S20は0.3と0.5の芯径を展開していますが、私が使っていたのは0.3の方です。
私の独断と偏見の評価ではこんな感じになりました。
書きやすさ | ★★★★★ | 木軸というのを売りにして、書きやすさに力を入れていないだろうと思っていたのですが、書いてビックリ。 めちゃめちゃ書きやすいです! |
ぶれ | ★★★★ | 全然気にならないくらいです。 |
ノック感 | ★★★ | 私的にはもう少し「カチッ」という感覚がほしかったです。 |
ペン先の視界 | ★★★★ | SMASHほどではないのですが、ある程度視界は確保されています。 |
見ての通り、全体的に高評価です。
木軸という特徴に甘えず、書きやすさも追求されていることが分かりました。
S30との比較
S20というのはSシリーズの中の一つだということをご存じでしょうか。
実はS20はSシリーズの最新作ではないんです。では、Sシリーズの最新作は何なのか。
それがS30というシャーペンです。
S30はS20に自動芯出し機能を搭載した物で、発売当時は私も「これは買うしかない」と思って買ったのですが、正直期待外れ。自動芯出し機能が搭載されたのは事実ですが、それに伴いS20の書きやすさがなくなっていました。
私的には、書きやすさではS20の方が良くて、自動芯出し機能はオレンズネロの方が良いといます。オレンズネロについてはこちらをお読みください
まとめ
ここまで紹介してきたように、S20は木軸ペンのパイオニアであり、頂点だと思います。
木軸ペンだから買うという方もいると思いますが、単純に書きやすいから買うという方がいてもおかしくないペンです。
高級シャーペンに興味を持ち始めたけど、何を買って良いのか分からないという方にはこのS20をオススメします。
実際に私の周りでもS20は人気があるペンです。
気になったのであれば以下のリンクから探してみてください。
最後まで見てくださりありがとうございました。
コメントなし